Kさま邸には駐車場がありません。
それは、子ども思いのご主人が、駐車スペースの確保より、子どもたちがのびのびと遊べる広い庭を優先した結果です。
そんな、ご主人の英断から生まれた魅力いっぱいのコートハウスをご紹介します。
- 外とのつながり
- 鉄骨
- 建替え
- 子育て
広々とした庭を満喫するコートハウス。
パルフェの暮らしぶりを拝見
築およそ50年の老朽化した家の建て替えにあたり、ご主人が何よりも優先したのが、子どもたちがのびのびと遊べる広い庭を確保することでした。
「敷地内に台数分の駐車スペースを確保すると、広い庭は造れません。だったらいっそ駐車場は設けず、その分、庭のスペースを広げようと思いました。車は家から少し離れた場所に駐車することになりますが、大したことではありません」
そんなご主人の広い庭へのこだわりに応えて、設計を担当したデザイン室の伊藤は、庭を中心にして間取りを考えるコートハウスを提案。
「L字型に配置した建物と塀で庭を囲むことで、プライバシーを確保した中庭とし、その上で、中庭に面した外壁に大きな開口部を設け、家の中から中庭を存分に味わえるような間取りをプランニングしました。またコートハウスには、塀によって外に閉じながら、中庭があることで十分な採光と通風を確保できるという大きなメリットもあります」
さらにKさま邸では、バスルームを中庭に面して配置し、窓を開ければ浴槽に浸かりながら庭を眺めるという、コートハウスならではの贅沢なひと時も味わうことができます。さらにさらに、ご主人の「お風呂上がりに庭でビールを飲みたい」というたっての希望により、脱衣室に出入り口を設けてあり、庭に直行することも可能です。またそんなご主人のために、花壇を利用したタイルのベンチが設えてあるなど、大いに庭の活用が図られています。
ご主人がお子さんのためにと、駐車スペースを断念してまで広さにこだわった庭ですが、その実、庭の魅力を一番満喫しているのは、ご主人のようです。