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絶妙な空間デザインで、くつろぎとにぎわいを巧みに演出。
ドマーニの暮らしぶりを拝見
Kさんご一家が以前住んでいた賃貸マンションは、夏暑くて、冬寒く、光熱費の出費もかなりの額になっていたといいます。湿度も高く、数多くの蔵書が湿気てしまい、常日頃から「住環境を何とかしたい」と思っていたそうです。
そんなご一家が、美しく造成された住宅地に建てた新居は、ドマーニBR。高級感のある天然素材の外壁「ビオレジストーン」を纏った瀟洒な邸。医師として多忙な日々を送るご主人の「心からくつろげる自邸を」との思いが、随所に空間デザインとして生かされています。
特に、弊社デザイン室チーフデザイナー小田樹の設計によるリビングダイニングキッチンは、広やかで開放的な空間でありながら、ポイントとなるコーナーごとに、人間心理を踏まえた意匠的工夫を盛り込み、くつろぎやコミュニケーションを巧みに演出しています。
例えば、リビングの続き間である和室の引き戸の閉めた状態や、そのすぐ横の壁に設置した照明の位置などを、あえてアシンメトリー(左右非対称)にすることで、視覚的に絶妙なアンバランス、つまり面白みが生まれ、空間のアート性を高めています。
一方、ダイニングからウッドデッキに続く空間は、思わず会話も弾むおおらかな空間。フルオープンサッシを開け放てば、まさにダイニングとウッドデッキは一体化し、解放感で満たされます。
ウッドデッキの上には光を通すポリカーボネート製の屋根が架けられており、雨の日でも、アウトドアリビングを愉しむことができます。またウッドデッキの一部を切り取り、そこにシンボルツリーとして樹影の美しいシマトネリコが植えられています。奥さまは、夜、明かりを消した室内から、ウッドデッキを眺める時間がお気に入りだと言います。
「ライトアップされたシマトネリコの葉が涼やかに揺れる姿を、ぼんやりと眺める時間が好きです。そのへんのリゾートホテルよりずっと雰囲気がいいですね。でも昼間は、そんな大人の時間と打って変わって、開放的な子どもの遊び場に変身します。それにキッチンから目が届くので安心です」
大胆な空間の使い方から、素材の質感に至るまで、一切手を抜かず考え尽くされたK邸。そこに流れる時間の質まで最上級です。