ご主人が、住み替えの顚末について綴った『S家の「我が家の経緯」』には以前の家についてこう記されています。
「我が家は庭先に奥浜名湖が一望でき、天竜浜名湖鉄道が目の前を走る箱庭の様な庭造りとロケーションが自慢の家です」
この“愛着ある自慢の我が家”からの住み替えを決意した理由についてご主人は、「家の裏側が急斜面で土砂災害特別警戒区域に指定されており、万一を考えた時に心配でした。家自体もだいぶ経年劣化していて、かつ私たちも年齢を重ねるにつれ寒さに弱くなり、古い家で床下に断熱材もなく、冬場は冷えが上がってきてつらくなってきました。そこで防災対策と居住環境の改善の観点から、安全な場所に夫婦が快適に暮らせる家を建てたいと考えるようになりました。私たちには２人の子どもがいて、両方とも県外で暮らしており、私たちに何かあった際に、向こうから来るのも大変だし、この家を維持管理するのも大変だから、『元気なうちにもう少し便のいい所に引っ越して欲しい』と要望されたこともあり、住み替えを決意しました」と振り返ります。

住み替えを決意したご夫妻は、新しい住まいとして、浜松駅に近い分譲マンションや看取りを頼むことができる施設などさまざまな選択肢を検討した結果、2匹の愛犬との暮らしが絶対条件であることから、新築の一戸建てという結論に至ったと言います。
そこで奥さまが建築を依頼する住宅会社の候補として、ネットや新聞の折り込み広告等から10数社のハウスメーカーや工務店をリストアップし、各社の耐震性能、間取りの特徴、冷暖房の快適さ等を比較。さらにネットでのロコミや実際に新築した方々の体験談を参考にして７社に絞り込み、その営業担当者からも詳しい説明を受けたそうです。

こうしたプロセスを経て新築する家の条件として、平屋であること、夏涼しく冬暖かい気密断熱性能に優れた住まい、一定の室温を保持できるヒートショック対応の居住環境、洗面室と脱衣室を別々に設置すること、ドッグランと室内干しができるサンルームを設けること等々を挙げ、それらを踏まえて最終的に3社に絞り込んだ上で、更なる条件として、アフターフォローの充実、メンテナンスの長期保証、少ない自己負担とリバースモーゲージローンの有効活用という3つの観点から比較検討したとのこと。
その結果、「営業の丹野さんのリバースモーゲージに対する丁寧で分かりやすい説明や、設計の伊藤さん、エクステリアの宮城さん、インテリアの秋庭さんらの優れた提案力が他社より抜きん出ていたためハイムさんに決めました」と、うれしいお話しを頂戴しました。

厳しい選考レースを勝ち抜いたハイムの家の住みごこちについて、お二人にお話しを伺いました。
「とにかく間取りプランが素晴らしい。建坪25坪のコンパクトな家にこだわったのですが、その中に、私が希望したサンルームや大容量のパントリー、別々に設置した脱衣室と洗面所などを見事に配置してくれて、しかもそれらを繋ぐ家事動線がスムーズかつ短くて、本当に使い勝手の良い住まいです。一言で言うと、スペースに無駄がない。しかしゆとりはある。そんな家。息子の奥さんも『この家、女性目線の家ですよね。気に入りました。私ここに住みたい』なんて言うんですよ（笑）」（奥さま）

「気密断熱性能の高さも条件の一つだったんですが、この家は本当に外気温に影響されないんです。今年の夏、テレビでは猛暑だ酷暑だと騒いでいましたけど、家の中はエアコン1台で快適そのものでした。以前の家に比べると、まさに別世界ですね。それに、大容量の蓄電池を搭載したことも大正解でしたね。大容量の蓄電池で家まるごと仕様ですから、災害時に停電しても、ほとんどの家電が使えるため、愛犬と共に在宅避難ができます。これは大きな安心材料です」（ご主人）
その他、滑りにくく、ワンちゃんを関節の怪我から守る特殊コーティング「愛犬の床」を施工したフローリングや、ドッグランに自由に出入りできるようアニマルドアを設置したワンちゃん専用の部屋など、愛犬仕様が随所に施されたSさま邸。愛犬にも、ご夫妻にも至れり尽くせりの、（お二人異口同音に）「100点満点」の住まいです。