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【インテリアコーディネーターが約50名在籍】する住宅会社がコツを紹介!

内装デザインで失敗しないためポイントとは?
【インテリアコーディネーターが約50名在籍】する住宅会社がコツを紹介!

家づくりにおいて、間取り・動線計画も重要ですが、内装デザイン(インテリアコーディネート)も暮らしの質を高める大事な要素となります。最近ではSNSの発達もあり、あれもしたい、これもしたいけど上手にできるかな?など悩む人も多いのではないでしょうか。

セキスイハイム東海では、セキスイインテリア東海(株)というグループ会社があり、そこに在籍しているインテリアコーディネーターが年間約1,000棟もの内装コーディネートをサポートさせていただいております。
豊富な実経験をもとに、内装で失敗しないためのコツやポイントをお伝えします。

内装とは・外装とは

内装とは、住宅の内部の装い(よそおい)のことを指します。
装うとは、美しく飾ったり、整えることをいいます。
「インテリアコーディネート」といったほうが、なじみがあるかもしれません。
ちなみに、外装とは、外部=外観を美しく飾ったり、整えることを指し、外壁のデザインやエクステリア(外構)などが対象となります。

内装(インテリアコーディネート)の検討範囲

内装は、床から天井までのすべてが範囲であり、装飾する箇所も無数にあります。
そのなかでも重要な検討箇所は次の5つです。
実際のモデルハウス展示場を交え解説します。

1、床材

空間を構成する要素の中で重要度が高いのが床です。素材にこだわりのある方も多いのではないでしょうか。

ヘリンボーンも人気がありますね。

2、壁・天井材

壁や天井材は、最も種類が豊富で、「素材」「色」「柄」など多彩な組み合わせが可能です。
一番迷いが生じる部分かもしれません。

思い切った柄も挑戦してみたいところ

3、建具・家具

建具は、ドア・障子・襖などの部屋の仕切りの使われる部分です。
家具は「ソファ」「ダイニングテーブル」「箪笥(たんす)」など、さまざまな種類があります。
最近は地震対策もあり、持ち込みのたんすではなく造作で収納を作ったり、TVボードを作ったり、ワークスペースを作ったりすることも多くなりました。

4、カーテン・シェード・ブラインド

カーテンも住宅には無くてはならない必需品ですね。
カーテンそのものにもたくさんの種類がありますが、シェードやブラインド、スクリーンなどカーテンの仲間たちもたくさんあります。
カーテンは「遮光性」もさることながら、「遮熱性」「保温性」の高いものなど、見た目だけではなく住まいの環境にも作用するため、デザインと合わせて検討するようにしましょう。

木製ブラインド
スクリーン

5、照明

最近はLEDライトが主流になり、天井面がすっきりするダウンライトを採用する方が増えてきました。
照明には、暗い部屋を明るくするという機能だけでなく、奥行きや広がりを演出する効果もあります。
白っぽい光なのか、赤っぽい光どちらを採用するかによっても、印象が大きく変わります。

その他に、内装デザインには以下の要素があります。

①設備機器:
キッチンなどもどのような色や質感のものを選ぶのかも内装の印象に影響します。

②家電:
最近、黒色の家電が人気ですね。当然、キッチン廻りなど家電をどのように配置するかも内装の印象にはかかわってきます。

③小物:
マグカップやお皿、植物など小物まで極めると、もはやプロの領域かも!

黒の家電もおしゃれですが、ナチュラルトーンだと白い家電も清潔感があってgood!

上手にこだわりをかたちにする!内装検討の大まかな手順

ここまででご紹介した通り、内装と言われるものの範囲が広く、決めることも多いため皆さん迷われるのではないでしょうか。
そこで、どこから決めていけばいいのか、大まかな手順をお伝えします。

ステップ1:実現したい内装のイメージ(全体像)をふくらませる

どのような内装イメージが良いのかを考えてみましょう。
具体的なイメージをする手段としては、SNSで好みのデザインの投稿写真を探してみる方法や展示場・モデルハウスなど見学してみる方法もおすすめです。
実際にセキスイハイム東海も、展示場はすべてインテリアコーディネーターがたずさわっています。
また、インテリアコーディネーターが手掛けたおしゃれな分譲住宅もたくさんあります。
無人内見のイベントもやっていますので、実際に足を運んでイメージを膨らませましょう。

シンプルな感じが好みかコントラストのメリハリがある方が好みか、和テイストか洋テイストかなどざっくりでもOK。
同じ間取りでも、内装次第で印象が大きく違いますね。

ステップ2:ベースカラーとなる床材(フローリング)を決定する

数ある内装部材のなかでも、空間に占める面積が大きい床材。
インテリアコーディネートのベースカラーとなる部分です。
したがって、全体への影響がおおきい床材からまずは決めていきましょう。

床材は、ホワイト系、ナチュラル系、ダーク系に加え、最近はグレー系も人気です。
素材も、天然木やタイル、絨毯などさまざまなバリエーションがあります。
天然木は、自然素材そのものの温かみや、経年変化を楽しめるといったメリットがありますが、傷つきやすく、お手入れが必要になるなどのデメリットもあります。
フィルム素材はその逆で、メンテナンス不要で清掃しやすくきれい好きの方にはおすすめです。(最近のものは印刷した木目だと気づかないくらい精工です!)

場所は、生活の中心となるリビングや玄関ホールから色・素材を決めていきましょう!
まずは床材から決めていきましょうとは書きましたが、絶対的なルールがあるわけではありません。「どうしても取り入れたい家具がある」「ウィリアムモリスの壁紙を使うのが夢」という事情があるのであれば、それを最初に確定させたうえで、床材や壁を決めていくという方法でも全く問題ありません。

ステップ3:ドアなどの建具を決定する

室内ドアにもさまざまな要素があります。例えば…

  • 開き戸・引戸・折れ戸
  • ガラスあり・ガラスなし
  • デザイン
  • 素材
  • 高さ
  • ドアノブのデザイン

建具の形状や色で印象もガラッと変わってきます。
変更可能であれば、建具とあわせて階段の色なども決めていきましょう。

ステップ4:壁・天井材を決定する

壁材(クロス・タイル等)も空間に占める面積が広い内装部材です。
壁材は選べる種類も多く、先に挙げたベースカラー(基調色)でもあり、アソートカラー(配合色)やアクセントカラー(強調色)の要素もあるという非常に色使いに悩ましい存在でもあります。
また色の要素だけでなく、柄や素材感なども多岐にわたります。
壁材の部分最適を考えるのではなく、全体の雰囲気をどうしたいかを考え、床、建具、壁、家具の調和を大事にするといいでしょう。
また、アクセントクロスやタイルなどは、ぜひ取り入れていきたいアイテムです。

アクセントクロスを入れるだけで雰囲気も大きく変わりますね。

ステップ5:窓装飾(カーテン・ブラインド)を決定する

床・壁紙に次いで、面積を占める窓装飾もやはり空間の雰囲気に大きく影響を与えるパーツです。
また、デザインだけでなく、外からの視線を遮る遮蔽性や、遮熱性、遮光性などの機能も考える必要あります。

あとは照明や家具や設備、家電などを選んでいきますが、特にどの順番というルールはありません。
その雰囲気に調和していくように色見などを選んでいきましょう。

ココだけは押さえておきたい!内装をうまくまとめるコツ

ここまでご紹介してきた通り、内装で決めるべきポイントは多岐に渡り、そのすべての調和を図っていくのはなかなか大変だなと感じてしまったのではないでしょうか。

そこで、最後に内装をうまくまとめるためのコツをかんたんにお伝えします。

3色以内でまとめる

あの色も使いたい、この色も使いたいとなると「調和」の難易度があがっていきます。
3色を基準に組み立てながら、ベースカラー(基調色)7割、アソートカラー(配合色)2割、アクセントカラー(強調色)1割程度のバランスを試してみましょう。

同系色、類似色、同一トーンでまとめる

同系色とは、青や水色などの寒色系、オレンジや黄色などの暖色系といった似通った色のことをいいます。同系色でまとめると無難な仕上がりにあります。
一方で単調なイメージになるリスクもあります。

類似色は、色相環上で隣の位置にある色(つまり似た色同士)の組み合わせです。
色の差が少ないため、イメージが統一しやすくなります。

「トーン」とは色調のことで、明度と彩度で色の調子をあらわします。
同一トーンは、色数が多い場合に「明度」と「彩度」を合わせることで統一感を出していきます。

壁紙とキッチンのトーンを合わせることでまとまりがでます。
光沢のある素材同士などの組み合わせもgood!

一番かんたんに「思い通りのおしゃれな内装」を実現する方法

ポイントをいくつかお伝えしましたが、正直できあがったものを評価するのは簡単ですが、目の前に存在してない空間を想像して、そこに床やクロスや家具すべてをさらに想像して内装の調和を図っていくのは、なかなか難しいですよね。
想像できないよ!!という人が多いのではないでしょうか。
一番かんたんな方法は、「インテリアコーディネーターに相談しながら進める!」です。
「このインスタ投稿のココと、この事例写真のコレを組み合わせたい…」と相談いただければ、そこで使われている壁紙やカーテンなどある程度わかりますし、ご希望の内装がプロから見たときにおかしな組み合わせだった場合は、やんわりとSTOPをかけてよりよい提案もしてくれます。

セキスイハイムでは、セキスイインテリア東海(株)というグループ会社に在籍しているインテリアコーディネーターが全邸サポートさせていただいております。
内装コーディネートに自信がない方でも大丈夫です。ぜひご相談いただければと思います。

インテリアコーディネーターに解説してもらった動画はコチラです↑
インテリア術を学びたい方はぜひご覧ください。

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