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見学する際の6つのチェックポイント

展示場見学の事前準備
見学する際の6つのチェックポイント

最近では、マイホームの計画にあたり、情報収集にインターネットを活用する人の割合が年々増加しています。
お家にいながらたくさんの情報に触れられ、便利な反面、誰でも情報発信が可能なため信ぴょう性に欠ける点は注意が必要です。
事前にある程度の情報をインターネットで集めたら、その情報が間違っていないか住宅展示場で確認するようにしましょう。 こちらの記事では、住宅展示場を見学するの事前準備や当日モデルハウスでチェックするポイントについて解説します。

マイホームの購入を検討する際、多くの方に利用されているのが住宅展示場です。
住宅展示場はマイホームセンター、住宅公園、またはハウジングセンターなどの名称で複数の住宅メーカー・工務店が一カ所に集まって出展している総合住宅展示場や街中に単独で出展している単独展示場があります。

モデルハウスはどんな住宅?

モデルハウスは、マイホームの購入を検討中の方のために、ハウスメーカーなどが実際に住宅を建てて、住まいを体験してもらう「見本用」の住宅です。

マイホームを検討する上で、どんな家に住みたいのか、イメージを固めることが大切ですが、モデルハウスでは、住宅情報誌やインターネットの情報だけでは得られない、「間取り・生活動線・設備の使い勝手」などを体感できます。 また、総合住宅展示場には複数のハウスメーカーや工務店のモデルハウスが一堂に集まりますので、外観や内観、住宅構造、耐震性などの比較検討も可能です。

住宅展示場の利用方法

一度に多くのモデルハウスが見学できるため、マイホームの購入に役立つ情報がたくさん得られるのが住宅展示場の魅力です。

しかし、事前にモデルハウスで確認すべきポイントを決めないまま、なんとなく住宅展示場に出かけると、「何をポイントに見ていいのか」が分からないため、あれこれ見過ぎて、「結局何が良いのか分からない…」とかえって判断に困ってしまうことになります。 見学を有意義なものにするため、住宅展示場に行く前の準備、見学当日の流れやモデルハウスを見学する際のチェックポイントについて事前に把握した上で見学に臨みましょう。

住宅展示場に行く前の準備

見学するメーカーは2~3社に絞ろう

住宅展示場には、ハウスメーカーや工務店の建てたモデルハウスが複数あります。間取りや設備だけでなく、構造や性能など詳しくチェックするため、見学時間はおおよそ「1社あたり1~2時間程度」必要となります。
各メーカーの特徴をくまなくチェックしようとすると、体力的にも2~3社をじっくり見るのが限界です。  
したがって事前調査をしないまま、いきなり展示場に行っても、どのハウスメーカーを見るのか、何をチェックすれば良いのか分からず、時間をムダに浪費してしまいますので、 どんなことを知りたいか事前にピックアップした上で見学に臨みましょう。

事前に予約して見学しよう

住宅展示場は基本予約なしで見学することも可能ですが、待ち時間なく優先的に見学するために、事前予約して見学するようにしましょう。

特に土日はイベント等も開催して混み合うことも多いため、予約して伺うことをオススメします。 住宅メーカーによっては、当日知りたいことを事前予約の段階で伝えることができるため、当日の見学をよりスムーズかつ有意義なものにすることが可能です。

見学当日に持って行くと便利な持ち物

総合住宅展示場は多いと50社近い建物が建っているため、移動距離も多くなりがちです。当日持っていくものも必要最低限にとどめて、身軽で動きやすい服装で行くことをオススメします。

当日持っていくと便利な持ち物
  • 脱ぎ履きしやすい靴(すぐに移動ができます)
  • 筆記用具(印象に残ったポイントなどメモして記憶に残します)
  • メジャー(キッチンの高さや収納スペースなど気になったところの寸法を測るのに便利)
  • エコバッグ(カタログやパンフレット等を持ち歩くのに便利です)

見学当日の主な流れ

見学当日の主な流れ

事前に予約したハウスメーカーのモデルルームに行く

担当者より名刺をもらう

モデルハウスの特徴を説明してもらう
※聞いてみたい質問を事前に用意しておくと時間もかかりません

各部屋を見学する

予算など簡単な打ち合わせを行う
※年収や予算など自分自身の情報を把握しておくとスムーズです

必要な場合、次回の打ち合わせの約束をする

カタログやノベルティをもらって終了

モデルハウスを見学する際の6つのチェックポイント

さて予約を行ったら当日は、事前に考えておいた確認したいポイントを中心に展示場の見学をしていきましょう。 どのような点を中心に見学したらいいか分からない人のために、住宅展示場で確認すべきポイントを6つご紹介致します。

確認すべきポイント①:部屋の配置、大きさ、寸法

マイホームを作る上でオススメの間取りや必要な部屋については、各メーカーの間取り集などインターネットにも情報がたくさん掲載されています。しかし、「図面を見ただけでは、実際のサイズは掴みにくい」ところがあります。
住宅展示場は実際に建てる家よりも少し贅沢に建てられているケースも少なくありません。それを踏まえた上でイメージしていた間取りに対してどのように配置されており、その広さが自分にとって大きいのか小さいのかなど具体的に確認していきましょう。気になったところはメジャーで寸法を測ったり、ノートに書き留めておくと具体的に間取りをつくる際の参考になります。

確認すべきポイント②:部屋のデザイン・インテリア

デザインやインテリアには各社の特徴が出ます。
色々な間取り・デザインを得意とする住宅メーカーもあれば1つの突出したデザインに力を入れているメーカーもあります。
床や壁の色、キッチン等の設備、照明・カーテンのデザイン、家具の選び方など自分好みのインテリアを見つけたら写真を撮ったり、書き留めておくと具体的なデザインを決める際に役立ちます。

確認すべきポイント③:住宅設備

住宅には、様々な設備が採用されています。

身近なところだとキッチンやお風呂、洗面所・トイレなどの生活に必須の設備から太陽光発電システムや家庭用蓄電池、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)、換気システムや冷暖房システムといった先進設備まで様々なものがあります。
展示場に採用されているものがどの程度のグレードのものなのか、自分たちの生活にとってそれが必要かどうかなどの視点から見ていきましょう。 後々費用にも影響が大きいところになりますのできちんと見ておくことで予算のギャップが起こりにくくなります。

確認すべきポイント④:構造や工法について

構造や工法は住宅に取って1番重要なポイントです。
間取りやデザインはある程度どの住宅会社でも似たようなものにできますが、構造や工法はそうはいきません。
また、どの住宅会社も「地震に強い家」と謳っており、何を基準に強い・弱いの判断をしていけばいいのか難しい点です。

具体的な構造・工法の違いについてはこちらの記事に詳しくまとめておりますが、ここでは見学の際にチェックしたい重要なポイントとして2点紹介します。

重要ポイント①「設計通りの性能を実現できるか?」

いくら住宅に強い家を設計できたとしてもそれを実現できるノウハウがなくては本末転倒です。どこでどのように家がつくられているかを確認することも住宅メーカー選びにとって重要なポイントです。

日本では、時期によって多少違いますが、平均すると3日に1度は雨が降ると言われております。

寺社仏閣などの重要建築や最近では姫路城の改修工事の際には大切な部材を濡らさないように建物に別途屋根をかけて改修工事を行います。 しかし、実際には日本の住宅は、雨ざらしになりながら建築することが一般的です。

雨に濡れることで木材であれば、含水率(どのくらい水分を含むか・強度に影響)が変わりますし、カビやシロアリ、腐朽菌などの影響、膨張や収縮により木材のゆがみや釘・ボルトなどのゆるみにつながることも考えられます。
鉄骨であっても、錆や劣化につながりやすく耐久性に影響が出るため、どれだけ「雨に濡らさずに家をつくれるか?」が重要なポイントになります。

重要ポイント②住宅を支える基礎の重要性

「基礎=建物を支える土台」何事も基礎基本が大事と言われる通り大切な部分です。
主に住宅の基礎は地面に逆T字型のコンクリートを打ち込んだ「布基礎」と住宅の底面全体に鉄筋コンクリートを流し込み、建物を面で支える「ベタ基礎」があります。

布基礎
ベタ基礎

耐震性の優劣は、条件次第なので一概には言えませんが、どのようなコンクリート・鉄筋を使い、どのように施工監理がされているのか、候補の住宅会社に確認しましょう。

確認すべきポイント⑤:住宅の性能

住宅の住み心地は、構造・工法だけでは決まりません。
耐震性・耐久性や断熱性・気密性、空気環境、遮音・防音性能など様々な要因で決まります。
また最近では、燃料価格の高騰から光熱費の上昇など住宅を取り巻く様々な経費も上昇傾向にあります。住まいにかかる生涯コスト(ライフサイクルコスト)についても確認しておくことをオススメします。

▼セキスイハイムの住宅性能・ライフサイクルコストについて詳しく知りたい方はこちら

確認すべきポイント⑥:保証・アフターサービス

住宅は完成・引き渡しを受けて終わりではありません。
むしろそこからがスタートと言えます。

家を建ててから安心のサポート体制があるか?また重要な構造や雨仕舞において長期保証があるか?などのポイントについても営業担当に確認してみましょう。

また、保証においては、「初期保証」か「延長保証」かという観点で確認するとその充実度がうかがえます。 例えば30年保証と謳っている場合でもそれが30年無料保証(初期保証)なのか、または一定のタイミングで有料点検や有料メンテンナンスを行った上で保証が延長される仕組み(延長保証)なのか?そういった点も確認いただくことをオススメします。
また、保証においては、「初期保証」か「延長保証」かという観点で確認するとその充実度がうかがえます。 例えば30年保証と謳っている場合でもそれが30年無料保証(初期保証)なのか、または一定のタイミングで有料点検や有料メンテンナンスを行った上で保証が延長される仕組み(延長保証)なのか?そういった点も確認いただくことをオススメします。

体験型のイベントでもっと体感しよう

住宅会社では、モデルハウス以外にも一般のお宅を見学できる「完成見学会」や具体的に家づくりを学べるショールームなど定期的にイベントを開催していることも少なくありません。

よりリアルな生活感を感じられるイベントになりますのでお近くで開催する際は是非見学してみることをオススメします。 様々な体感を通して理想のマイホームを実現させましょう。

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