「夢のマイホーム」を実現するにあたり、動線計画が非常に重要になります。(動線とは)しかしそれは1つの動線を配慮するだけでは叶いません。よく言われる「家事動線」以外にも重要な動線はさまざまあります。 そのなかでも今回は「通勤動線」について、間取りの実例を交えて、検討時のポイントやコツを解説していきます。
通勤動線とは
朝起きて仕事や学校へ出かけるまでに通る経路が「通勤動線」と言います。
お父さんやお母さんが仕事へ出勤するシーン、子どもたちが学校へ出かけるシーン、朝の時間はとても忙しくなりがちです。いろいろなところで動線が重なることが想定されるため、配慮しておかないと毎朝家族でケンカになってしまうおそれもあります。
【実例解説】毎日をスムーズにする通勤動線のポイント
セキスイハイム東海で通勤動線を工夫した建築実例を1つご紹介します。
建築実例:動線に回遊性をもたせることで家のなかでの人のすれ違いを削減
- 動線に回遊性をもたせることで家のなかでの人のすれ違いを削減
- 洗面所からもLDKからも玄関にアクセス可能に
- 玄関先にコートやバッグを置いておけるちょっとした収納をつくっておくことで部屋まで取りに行く動きを削減
通勤動線を検討する際の2つの工夫ポイント
1:回遊動線で朝のバタバタをスムーズに
通勤動線を検討するにおいても回遊性は非常に効果的です。
朝はみんなが仕事や学校に行く準備で忙しく、主にトイレや洗面台などの水まわりが混雑しがちです。洗面所から廊下に戻ってLDKへ。そこからまた玄関に向かうという一方通行な動線に比べ、洗面所から玄関にもLDKにも向かえる経路があれば、人のすれ違いが少なくなるためスムーズな移動が可能になります。
2:間取りを大きく変えるのではなく、ちょっとしたコツを取り入れる
回遊性をもたせることで通勤動線がスムーズになるとお伝えしましたが、間取りの制約上そこまでは難しいといった場合にも「ちょっとした間取りのワンポイント」を加えるだけでも通勤動線を改善することが可能です。
- 玄関にコートやバッグなどを収納できるクローゼットを配置
- 家族で並んで使えるように鏡の大きなワイドタイプの洗面台を採用
- 廊下を少し広くしてすれ違いやすい工夫
- 家族の人数が多い場合は2階にも洗面台を配置
これらのように大きく間取りを変えられない場合でも「ちょっとした間取りのワンポイント」を取り入れることで通勤・通学を快適にすることも可能です。
合わせて検討ください。
家族の意見をまとめ、間取り作成のプロに依頼しよう
ただし、プロが良い間取り提案ができるかどうかは、そこに住む皆さんの生活スタイルやご要望をしっかりと理解できているかどうかによって決まります。
何も検討せずにお願いするのではなく、今回の記事で伝えたようなことが家族で共有化され優先順位づけしたものをお伝えいただければ、それを考慮した間取り作成をしてもらえますし、提案された間取りに対して、皆さんが良いかどうかの評価もしやすくなります。
みなさまの夢のマイホームが最高のものとなりますように!
セキスイハイム東海の間取りプランニングサービス
他の動線について詳しく知りたい方へ
間取り設計時に気を配るべき動線は他にも4つあります。
それぞれの動線検討ポイントが気になる方は下記ページをご覧ください。
間取りについて事例を知りたい方へ
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